今から30年ほど前、静岡県の東名高速道路日本坂トンネル内で多重衝突事故が発生し、その際に火災が発生しました。それは日本初のトンネル火災事故として多くの死傷者を出す大惨事となったのです。これを機会に、一定の長さ以上のトンネルの手前には信号機が設置されるようになりました。あなたが高速道路を運転中にトンネルの火災事故に遭遇した場合、どのように対処すればよいでしょうか。もし前方で火災が発生した場合には、速やかに車を路肩に寄せて安全に停車をしましょう。そして一刻も早くトンネルのそとに脱出しましょう。クルマは残念ですがその場に放置します。その際に忘れてはいけないことは車のキーを抜かずドアもロックせずに車を離れるということです。これは緊急車両等が現場にアクセスする際の邪魔にならないための配慮です。現在のトンネルには緊急避難経路が確保されていますので、その経路を辿って脱出することになりますが、火災発生と同時に有毒ガスが発生しますので、できるだけ低い姿勢を保ちながらハンカチ等で口と鼻の周りをふさぎ急いで脱出します。自分で火災を消そうとしたりすることは二次被害の可能性を増すだけですので、救助隊にすべてを任せて非難することが大事です。